まつげ育毛の基礎2

まつげが目に入るなら目薬や洗眼薬でとる

まつげの寿命がきて抜け落ちる際、目に入ることがあります。そんなに珍しいことではありませんが、眼球が傷つく場合もあるので注意が必要です。

ここでは、まつげが抜けて目に入ったときの対処法を紹介します。さらに、常にまつげが目に入ってしまう人の症状や治療法も解説するので、併せてチェックしてみてください。

まつげが目に入る対処法

まつげが目に入ってしまっても、目をこすって無理やりとるのは危険です。目薬をさしたり、洗眼薬を使ったりしてとりましょう。どうしてもとれない場合、病院で診てもらってください。

こするのはNG

まつげが入ったときは、目をこすらないことが重要です。

目をこすると、眼球やまぶたが腫れます。充血が起こる原因にもなるので、注意が必要です。また、目をこすることで眼球が傷つき、結膜炎などの眼病にかかりやすくなります。まつげが目に入ってしまったときは、無理やりとろうとせず適切に対処しましょう。

目薬をさす

まつげを目の中から取り出すポピュラーな方法は、目薬をさすことです。

目薬を多めにさせば、まつげが流れ出てきます。市販の目薬を持ち歩いておけば、緊急時でも使えるので便利です。薬局では、生理食塩水の点眼薬が売っています。異物が入ったときには、人工涙液の点眼薬を使うと安全です。

ただし、眼病用に処方された目薬は使わない方がよいでしょう。医療用の目薬を大量に使うと、副作用が出る場合があるので注意してください。

洗眼薬を使う

ゆっくり目を洗う時間があるなら、洗眼薬を使いましょう。家に1本置いておくと、目が痛いときやかゆいときにすぐ使えます。

洗眼薬にはさまざまな種類があり、ビタミンや炎症を抑える成分が配合されている製品もあります。メイク汚れやホコリも綺麗に洗い流せるので、目の健康を保つためには最適です。

水道水の成分は目にあまりよくないので、できるだけ点眼薬や洗眼薬を使いましょう。

病院へ行く

目薬や洗眼薬を使ってもまつげが取れない場合、病院へ行って処置を受けましょう。

まつげが取れなくてイライラしても、自分の指や爪で無理やりとろうとしてはいけません。「まつげが目に入ったくらいで病院へ行ってもいいの?」と思うかもしれませんが、どうしてもとれないなら緊急事態です。事態が悪化する前に、安全にまつげを取り除いてもらいましょう。

目薬や洗眼薬を使う場合でも、手を綺麗に洗ってからにしましょう。

目の中は粘膜であり、皮膚よりも弱いので注意が必要です。

まつげが常に目に入る人は病院へ

「まつげが目に入りやすい」「まつげが生えている間も目に入ってきて邪魔」という人は、病院で診てもらうことをおすすめします。こういった人は「逆まつげ」と言って、手術が必要なケースもあるからです。

逆まつげは2タイプ

逆まつげは、「眼瞼内反症」「睫毛乱生症」の2タイプに分けられます。

眼瞼内反症の人は、まつげ全体が眼球に向かって生えています。睫毛乱生症は、まつげの生える向きが乱れており、一部が眼球に向かって生えている症状です。

症状がひどいなら手術

まつげが目に刺さって痛みがある人は、手術が必要です。

逆まつげは自然と治ったり、自分で対処できたりする場合もあります。ただ、まつげを抜くことで症状は治まりますが、新しく毛が生えると再発するので厄介です。まつげの生え方が変わらない限り、目に刺さり続けるでしょう。

逆まつげの手術は局所麻酔で、タイプによって内容が異なります。大人になっても逆まつげが治らず、目の痛みがあるなら眼科へ行きましょう。

まとめ

まつげが抜けたとき、目に入ることはよくあります。この場合は目をこすらず、目薬や洗眼薬でとりましょう。それでもまつげが入ったままで気になるなら、病院でとってもらうのが安全です。

まつげが常に目に入るなら、逆まつげの症状と考えられます。まつげが眼球に向かって生えてしまう症状で、大人になっても治っていないなら手術が必要です。眼球が傷つく原因となるので、早めに眼科へ行ってください。