まつげ育毛の基礎

まつげの量が生まれつき少ない人でも植毛で増やせる

まつげの量は目元の印象を大きく左右するので、生まれつき少ない人はとても悩ましいですよね。しかし、まつげが生まれつき少なくても諦める必要はなく、ほぼ確実に増やす方法があります。それは、まつげの植毛です。

では、まつげの量を増やす植毛とはどういった方法なのでしょうか?まつげを植毛する際の注意点なども見ていきましょう。

まつげの量を増やす植毛とは

薄毛で悩む人の最終的な手段として、毛髪の植毛があります。実は、それがまつげでも可能です。まつげの植毛とは、自分の髪の毛をまつげの生え際あたりに移植する方法です。

自まつげとして生着すれば、まつげの量が増えた状態を半永久的に保てます。植毛ができるのは、基本は上まつげのみです。

まつげ植毛の生着率

まつげ植毛の生着率は50%から90%と言われており、高い確率で自まつげとして定着してくれます。自分の髪の毛を移植して生着すれば、その毛が抜けてもまた生え変わります。このため、一度植毛が成功すると、半永久的にまつげが長い状態になるのです。

植毛では上まつげの量を増やす

まつげの植毛は、基本は上まつげを増やすものです。ただ、下まつげに施術してくれるクリニックもあります。植毛できる本数は、両目の上まつげの合計で150本ほど、下まつげの合計で80本ほどです。手術の方法や本数など、詳細な内容はクリニックによって異なります。手術を受けるクリニックに、あらかじめ詳しい内容を聞いておきましょう。

まつげの量が増える植毛のデメリット

まつげに植毛をしたあとは、目元が腫れるため、アイメイクやビューラーなどがしばらくできません。また、髪の毛を植えるので、自まつげとまったく同じ見栄えにするのは困難です。そして、費用が高いので、一般にはあまり浸透していません。

まつげ植毛の注意点を知り、本当にやってみるかどうかを検討しましょう。

植毛したあとはアイメイクなどを控える

まつげの植毛を受けると、目が赤くなって腫れます。毛を植えているので当たり前のことではあるのですが、手術後しばらくはアイメイクができません。1週間はアイメイク全般を控えて、ビューラーやパーマなどまつげに負担がかかることは1カ月ほど控えてください。移植のために髪の毛を頭皮ごと切り取るので、手術から3日間は洗髪ができません。

髪の毛を植えるから見た目に違和感

また、髪の毛を植えるので、まつげと全く同じような見た目にはなりません。生え方や向きに若干の違和感が残る場合はあります。上まつげに植毛すると、毛は少し下向きになります。とはいえ、人工毛よりは自然な見た目に仕上がるでしょう。しっかりと生着して、手術から1カ月から2カ月ほど経てば、まつげパーマをかけるのもおすすめです。

とにかく費用が高い

まつげの植毛の費用は、上まつげだけでも最低30万円ほどはかかります。そのうえ、手術を受けるというハードルの高さもあり、まだまだ一般には浸透していません。まつげ育毛剤でボリュームが出るなら、植毛までする必要はないでしょう。しかし、生まれつき極端にまつげの量が少ない場合、まつげ育毛剤で増やすことも困難です。

まつげがスカスカで本当に困っているなら、植毛を考えてみてもよいかもしれません。

まとめ

まつげの量を確実に増やす方法は植毛です。髪の毛をまつげの生え際に植えて、量を増やします。植えた毛は高い確率で生着し、生え変わりを繰り返すので、まつげの量が増えた状態を長く維持できます。クリニックによりますが、上まつげのみに植毛するのが一般的です。

まつげの植毛をすると、しばらくはアイメイクなどが自由にできません。また、髪を洗うのも3日間ほどは我慢する必要があります。このため、日常生活のなかでは、なかなか手術を受けにくいのが難点です。

さらに、髪の毛を植えているため、元からある自まつげのような見た目にはなりません。少しペタッとした感じになるので、パーマなどで上向きにしなければ違和感があります。そして、費用が最低でも30万円ほどはかかるので、まだあまり一般には浸透していない方法です。

とはいえ、生まれつきまつげの量が少ない人は、育毛剤などを使っても増やすのは困難です。まつげの量が少なくてどうしても困っているなら、植毛も視野に入れてみましょう。