髪や眉毛が白くなっていくのと同じように、まつげも白髪になります。「白髪」というと髪の毛のことなので、正確にはまつげが白くなるということです。すべての体毛には白くなる可能性がある、と言ってもよいでしょう。
まつげの白髪を対処するためには、まず原因を知る必要があります。そして、予防と対策の方法も見ていきましょう。
もくじ
まつげが白髪になる原因

まつげが白くなる根本的な原因は、メラノサイトが衰えてメラニンの供給が減ることです。理由はさまざまですが、特に眼精疲労を溜めないように注意しましょう。
メラノサイトの衰え
まつげが白髪になるそもそもの原因は、メラニンを作る「メラノサイト」という細胞の働きが衰えることです。これにより、まつげを作る細胞へ供給されるメラニンが減ると、白髪が生えてきます。
まず、まつげが黒い理由は、メラニン色素に染められているからです。毛の細胞はもともと色がついておらず、メラノサイトからメラニン色素をもらいます。これにより、黒いまつげが生まれるのです。
しかし、何らかの理由でまつげ用のメラニンが作られなくなれば、白い毛が生えてきます。その理由は、栄養の不足や偏り、ストレス、老化などです。そして、まつげ白髪のかなり大きな原因となるのが、眼精疲労です。
ドライアイによる眼精疲労に注意
目の周りの毛に大きな影響を及ぼすのは眼精疲労です。眼精疲労から血行が悪くなり、まつげに栄養が行き渡らないことで白髪になってしまいます。そして、眼精疲労の大きな原因はドライアイです。
過剰なメイクによるドライアイ
まぶたの縁ギリギリにアイラインを引くなど、過剰なアイメイクはドライアイの原因です。
まぶたの縁には涙を分泌させる「マイボーム腺」があり、これをアイメイクで塞ぐことによってドライアイになります。ドライアイによって眼精疲労が蓄積し、まつげの白髪につながります。
コンタクトレンズによるドライアイ
コンタクトレンズもドライアイの原因です。
眼科医に処方してもらったコンタクトなら、あまり心配はいりません。しかし、雑貨屋などで購入できるカラーコンタクトのなかには、規格外のものも多いので注意してください。
まつげは上下で200本ほど生えており、両目を合わせた本数は400本ほどです。
まつげが白髪になると、顔の正面なのでとても目立ちます。
そのせいで周りに老けた印象を与えてしまうのは嫌ですよね。
マスカラで誤魔化す手もありますが、まつげが白くならないに越したことはありません。
まつげの白髪の予防と対策

まつげの白髪を予防するためには、眼精疲労のもとを減らしていきましょう。すでにまつげの白髪に悩んでいる人は、まつげ育毛剤で対策をしてみてください。
とにかく目の疲れを減らす
まつげの白髪を減らすためには、目の疲れをできる限り減らすことが重要です。
眼精疲労を減らすためには、メイク用品やコンタクトレンズを正しく使わなければなりません。それに加えて、パソコンやスマートフォンの使用もできるだけ短時間で済ませましょう。
仕事でパソコンを毎日使う場合は難しいのですが、作業の合間に目を休めながら進めることを意識してみてください。プライベートでスマートフォンをよく使う人は、1日のなかで使う時間を減らすようにしましょう。
まつげ育毛剤でメラニンを生成
まつげ育毛剤を使えば、メラニン色素が生成されるので、黒く強いまつげが生えてきます。まつげの白髪ですでに困っている人は、まつげ育毛剤を使ってみましょう。
まつげ育毛剤とは、ビマトプロストが含まれる医薬品です。ビマトプロストの副作用には、まぶたや眼球の色素沈着が挙げられます。この副作用は、ビマトプロストがメラニン色素を増加させることによって起こります。
メラニン色素が無用なところに働きかけると厄介ですが、まつげの白髪には嬉しい効果です。
まとめ
まつげの白髪は、メラノサイトの働きが弱まり、メラニン色素の供給が減ることによって起こります。栄養不足やストレス、老化などは白髪の原因です。そして、まつげが白髪になる大きな原因は、眼精疲労だと言われています。
まつげの白髪を防ぐためには、眼精疲労を溜めないように気を付けましょう。パソコンやスマートフォンの使用は、できるだけ減らすべきです。
すでにまつげに白髪が生えて困っている人は、まつげ育毛剤を使ってみてください。メラニン色素を増加させ、黒い毛が生えてくるよう促してくれるアイテムです。